2010年10月21日木曜日

奈良歩き(10月某日曜日)

・行きの電車に乗るときに、どうやら鍵をホームの椅子に落っことしていたらしい。自分が電車に乗って扉が閉まったあとに、入れ違いで降りた南アジア(ブータンとかネパールとかバングラデシュ)系のひとたちが僕の鍵を見つけ、自販機の上に置いておくとジェスチャーしてくれた。次の駅で降りて、再び乗車駅へと戻るというハプニングにいきなり見舞われる。鍵を回収して、駅のホームからロータリーでたむろっている彼/彼女らに礼をいったら気さくに返事をしてくれた。頭に巻いているサリーみたいな布と顔立ちがとても綺麗なひとたちだった。

・雑貨屋へ向かう途中、「ジャンボたこ焼き」というたこ焼き屋を発見。「ジャンたこ」という愛称で呼ばれているようで、売り場の前に列ができている。イートインもあるようだから中でひとついただくことにする。たこ焼きを待つあいだに、ひとは来る来る、注文の電話もなりっぱ。すごい流行りようで期待せずにはいられないながらも、肝心のたこ焼きが出てこない。20~30分待ったろうか・・・そんだけ待つなら、あらかじめ言って欲しかったよ。味は、まずくないけどそんなに美味しい?という程度だった。このとき飲んだスーパードライに、あとあとわずかに体調を乱される。どうもドライは苦手でいかん

・超有名雑貨店「くるみの木」へ到着。すごい人だかり。ランチやケーキも人気のようだが、訪ねるとランチは1時間待ち。うひゃー。しかし雑貨を見ても食事の様子をみても全然、私の肌には合いそうにもない。ので、食事はせずに退店。このお店、近鉄奈良駅など奈良中心部からはそこそこ距離があり、途中とりたてて見るところもないので訪ねる際はバスに乗るのが良いでしょう。多少でもカントリーな匂いに触れるとすぐに早稲田のカフェ兼ケーキ屋ゴトーを思い出す。ちょびっとだけ東京に帰りたくなる。ちょびっとだけな。

・遠く離れた「くるみの木」まで、行きも帰りも歩いた後は4回目の訪問となる猫カフェ「寧估庵」へ。コーヒー専門店で、800円のコーヒーまたはカフェラテを頼むと1時間半まで居られるというシステム。ここの猫はひと懐こいし、「みんなかわいいなあ」とつい思ってしまうが、なによりコーヒーが美味しい。ぼくは大きい陶器の器にがつんと汲まれて出てくるアイスカフェラテが大好きだ。たくさん飲むとカフェインで体調を悪くしてしまいそうで怖いのがなんとも残念。ワロスワロス。

・このあいだに酒造「春鹿」に立ち寄り新作のTシャツが販売されていないかもきちんとチェックする。

・「春鹿」が所蔵・管理する今西家書院へ。結果的に、今回はここがスマッシュヒット!なんといい建物だろう。直線美や寂れた庭、そして明暗。見て思わず「谷崎さんあんた陰影とか適当に想像して言ってるだけだろう」とか言ってしまいそうになる。ま、必ずしも良い文章=良い紹介文ではないわな。とにかく個人的に人生でも指折りの感動体験だった。

・道端でビール売っている店発見、思わず寄り道、寄り飲み。ギネス350円、ハイネケン生350円は安い!とくにハイネケンがおいしゅうござんした。つまみとか全然置いてなくて、街道沿いの茶屋のようにふらりと座って一杯飲んではまた歩くという、素晴らしいコンセプトの店だった。近所に住んでいたら毎日通りがかりに飲んでしまうだろう。

・最後に近鉄奈良駅構内にある、豊澤酒造が運営する「蔵元 豊祝」という立ち飲み居酒屋による。貴仙寿や無上杯という銘柄を送り出す酒造だが、こうした蔵元直営の居酒屋というのは概して値段が安い。酒はもちろんで、きき酒セット350円は貴仙寿の辛口・純米・純米吟醸を味わえて、総量は1合ほどあるだろうか。酒のランクを考えれば激安である。料理はほとんどつまみのような小皿料理が主体だけど、これも格安でどれも美味しい。コストパフォーマンスは最高の部類だと思う。特に、奈良県名産と銘打たれた一品料理が特に美味しかったので、すごく力を入れているに違いない。
他に、生ビールが350円というのも安い。本来なら、自分たちの酒蔵の酒を売りたいだろうに、とみみっちぃことを考えてしまう。とにかく、良心的な飲み屋である。近所に住んでいたらたら肝臓が故障してしまうだろう。

・遅くならないうちに無事に帰宅する。よし。
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