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文字情報を伝える媒体が紙→電子メディアに大移動している今、改めて「読む」ことはどういうことなのかを考えている本。活版「であること」ことはどんなことなのか、ネットを経由したことばの伝導は「ことばのあり方」にどのような変化をもたらしうるか、そもそも「ことばを伝える、ことばが伝わる」というのはどういうメカニズムなのか。そういった「本」や「ことば」に関する種々のタームがそれぞれ1章を割いて語られている。明快で、面白いと思った。
あとがきを読むと、「どうにもうまいこと言ってんなあ」という気がするが、本文の明快さや展開の良さを考えれば、いい意味で「うまいこと言えている」という感じで、ビーンボールどころか「いいとこ」いっているのでは思う(「いいこと」言っているのではと思う)。めんどくさい話は抜きにしても、「読み物」としてもなかなか面白いものだと思う。日ごろ「本」や「ことば」といったものを考える機会がある人はもちろん、そうでない人も一読すると新たな発見があっていいのではないか。
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