2010年1月6日水曜日

奈良・吉野へ  2009.12

吉野といえば何を思い浮かべるだろうか?桜・紅葉・吉野杉・吉野葛。ひとくちに吉野といっても、実は吉野郡といえば大変に広い範囲を指すのであるが、おおよそのイメージはある。しんとした山、空気。力強い山桜、燃える紅葉。「山に住む日本」が吉野そのものであり、大和である。

いってきました吉野の国。


目的は猪鍋と温泉。いいもんですなあ、鍋とお湯。いろいろな国にそれぞれの気候風土・生活文化様式から生み出された食事やリラックス方法があるけれど、日本の冬といったらまず鍋と温泉。

[鍋]

広く煮物やスープまでも鍋の範疇に入れてしまえば諸外国にもたくさんある料理だけど、出汁を取って薄切りにした肉をメインの具材に野菜をたっぷりと食うというのは他にあるんだろうか。もちろん沿岸部では魚を入れたものも発達する、各地方での味付けや具材の違いが「郷土料理」となる。それだけ考えただけでもとても魅力的だ。たまに濃い味噌味のとか食べるとまたうまい。


[温泉]

火山が多いからたくさんある日本の「温泉」。泉源によって成分が大きく異なり、その色・匂い・温度・肌触り、人体への効能などがさまざまである。なんといっても露天風呂が一番の魅力で、寒い冬に雪化粧の山々を眺めながらの入浴、星空や朝靄などもちろん、大自然から湧き出ている源泉にぽちゃっと浸かっちゃうのもまたよし。酒や美人も良く似合う(ベタだけど由美かおるは正義である)。


日本という土地は現代では都市部を離れたほうが自然が多く残っていて単純な意味でのうまいものに出会える確率は高くなると思っている(逆にフランス料理やインドカレーは山奥や孤島ではなかなか食えまい)。吉野も例に漏れず、山を生かした産業や食事にぞんぶん魅力があるが、冬場の猪鍋には絶品とい言い得るようなものがあるらしい。加えて温泉もある。陳腐な想像力でも楽しくないわけがないことぐらいは分かるが、吉野をもっと魅力的なものとして思いを馳せるための簡単な方法がある。

4003105532吉野葛,蘆刈 改版 (岩波文庫 緑 55-3)
岩波書店 1986-06

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「読んだ人は「ずくし」が食べたくなるけどほんとにそんなのあるかどうか疑わしくなる」という本です。



吉野関連キーワード:温泉、吉野杉、吉野葛、手漉き和紙、柿の葉寿し、猪、熊、千本桜、吉野宮


↓宿へ向かう途中の造り醤油屋(?)。店内にはとてもよい香りが。値段も高くなく、刺身醤油がとてもおいしい。




↓アマゴの塩焼き、山盛りの野菜、メインの猪肉。酒は吉野の猩々という地酒をいただいた。冷たくしゃきっとした水で造ったようなイメージの酒。



↓可愛らしいお土産の柿の葉寿し、鮭・鯖。綺麗な滝にも立ち寄ったんだけどうまく写真を撮れていなかった。




どこに出かけても旅はいいものだ。


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