2008年10月26日日曜日

【きしょいけど】よしながふみ【おもしろい】

僕の相方が、それは結構なマンガ好きで、三度のメシよりも・・・とかってよく言うけど、マンガのいいところはメシを食いながら読めるところでして、まあメシもマンガもおいしくいただくのがいいなってことですが、そんなわけで僕も影響されてぽつりぽつりと少女漫画を読んだりしているのです。して、その相方が「おもしろい」といって買ってきたので『西洋骨董洋菓子店』『フラワーオブライフ』の2タイトルと『きのう何食べた』①巻を読んでみたのですが・・・


とにもかくにもきしょいのです!3タイトルともまあそれぞれに気色悪いのですがとりわけ『フラワーオブライフ』は群を抜いてきしょいですwwそれはたぶん彼女の描く「ホモまたはホモっぽさ」ではなく、そこにつきまとう暑苦しさ(のようなもの)に由来すると思うのですがどうでしょう。その証拠に、『フラワー・・・』では主人公と三国というデブの関係性でなく、「三国が熱っぽいことを主人公に語る」ところがもっともきしょいわけですし、『西洋・・・』では「ホモ空間で発生する熱/暑さ」(=たとえばエイジの意気込んだ語り)がきしょいわけです。もちろん、ホモ的中心点(=小野・春太郎)も十二分に暑苦しいのできしょいはきしょいのですが。


ただ、マンガの面白さは「きしょいかきしょくないか」だけでは決まらないわけです。

とってもきしょいのにとってもおもしろい。なぜか。物語(ストーリー)の暑苦しさもある種のきしょさにしか繋がっていないと思うので、物語(ストーリー)がおもしろいわけでもない。ではなにがおもしろいんだろう。

結論としてマンガがうまいのだと思う。会話とか、コマの流れ(=時間)のコントロール、空間の雰囲気の演出。つまり、話の中身でなく話を演出する力。そのような部分がおもしろさに直結しているのじゃないかなあ、と。話の中身とキャラクター(素材)は料理(描き方)しだい、といういい例なのでは。別にうまいこと言うわけではないですが、だからこそ料理やお菓子をモチーフに使うのだと思う。つまり、食べ物のイメージをうまく描きだして、そのイメージを作品全体の雰囲気に生かす。その洗練された形は当然『きのう何食べた?』に集約されているわけでして、しかも3タイトルのうちではもっともあっさりしていてきしょくなくてこれはお勧めです。11月後半に第②巻が発売されるようですね。

しかし『西洋・・・』の加減のいい暑苦しさも捨てがたいのは、何故なんでしょうか。他タイトルがどんななのか、読んでない分が楽しみです。




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